2023年WBCの侍ジャパンに参加したラーズ・ヌートバー選手の、ペッパーミルのパフォーマンスが話題ですね。
今や侍ジャパンのファンの間にもペッパーミルが広まっています。
観客席でも大きなペッパーミル(胡椒挽き)を持っている観客が大勢いて、全国的に胡椒挽きが売れているそうですよ!
両手をにぎにぎしてちょっと可愛らしいこの仕草、なぜ人気なのか?またどういう意味があるのか、由来についても詳しく調べてみました。
ということで今回お伝えするのは次のような内容です。
ヌートバー選手のペッパーミルはなぜ人気?
ヌートバー選手のペッパーミルの意味や由来
ヌートバーのペッパーミルはなぜ人気?
ヌートバー選手のペッパーミルは、ヌートバー選手がやっていたのをチームメイトの大谷翔平選手が真似たことで人気に火が付きました。
元々ペッパーミルはヌートバー選手がアメリカの野球チーム、カージナルズでやっていたパフォーマンスです。
侍ジャパン入りした時、何かパフォーマンスをしたいと考えていたヌートバー選手に大谷選手が言った言葉が切っ掛けで日本チームでもやるようになりました。
MLB公式のマイケル・クレアー記者によれば、ヌートバーが「打ったときにちょっとしたパフォーマンスをやりたかったんだ。でも何も思い浮かばなかった。すると彼(オオタニ)が『君が最初にやったパフォーマンスをやろう』と言った。だから私が初回にヒットを打った際に、ペッパーミルのパフォーマンスを披露した。それで、それに決まったんだ」と誕生の経緯を語った。
引用元:Full-Count
そして大谷選手がホームランを打つたびにペッパーミルパフォーマンスをやっているのがテレビ中継され、一気に日本で流行しました。
ちなみにこのペッパーミルは、所属チームのカージナルズでもヌートバー選手がよくやっていて、ヌートバー選手の代名詞となっています。
実際25才の誕生日には特大のペッパーミルをプレゼントされたんだそうですよ。
ここまでヌートバー選手のペッパーミルがなぜ人気なのか、ご紹介しました。
アメリカから海を渡ってきたペッパーミルが日本で大人気になるなんて、改めてWBCが世界的なお祭りなんだなと実感しますね!
ヌートバーのペッパーミルの意味や由来
ヌートバー選手のペッパーミルの意味や由来をご紹介しますね。
ヌートバーのペッパーミルの意味
ヌートバー選手のペッパーミルの意味は次のようなものです。
1.コツコツと粘り強くやり遂げよう
2.スパイスのように良い刺激を与える
3.成功、達成
ペッパーミルは胡椒を挽く(grindする)道具ですので、まずはgrindの意味を調べてみました。
《grindの意味》
・コショウなどを挽く
・(身を粉にして)コツコツ仕事する
・辛い仕事を粘り強くやる
これらの意味から、大変なことでもコツコツと粘り強くやり遂げよう!という願いがペッパーミルに込められています。
また日系アメリカ人として初めて侍ジャパンに参加したヌートバー選手が、胡椒(スパイス)を加えるように良い刺激を与える、という意味も込められているそうです。
さらに胡椒は料理を完成させる、というイメージがあることから、成功や達成といった意味も込められています。
見ていて楽しくなるパフォーマンスですが、実はいくつもの深い意味があったんですね!
ヌートバーのペッパーミルの由来
ペッパーミルパフォーマンスの由来は2018年にさかのぼり、アメリカの大リーグ、メッツのルーベン・アマロJr.1塁コーチが発案したのが始まりです。
チームの士気を高めるために始めたパフォーマンスで、当時はソルトアンドペッパー(塩コショウ)と呼ばれていました。
その後なぜヌートバー選手ペッパーミルをやるようになったかというと、2022年夏シーズンに始まりとなった出来事がありました。
ヌートバー選手が所属しているチームのカージナルズは、当時不調の時期を迎えていました。
その時カージナルズのキズナー捕手がチームに呼びかけた「We are grinding(コツコツ粘り抜こう)」という言葉から、ペッパーミルをやるようになったと言われています。
ペッパーミルは一過性のブームというわけではなく、ちゃんと意味や由来があってチームをまとめ、鼓舞してきた歴史があるんですね!
まとめ
今回はヌートバー選手のペッパーミルがなぜ人気なのか、どういう意味や由来があるのかということについて詳しくご紹介しました。
ペッパーミルの人気には大谷選手が一役買っていたこと、意味や由来はアメリカの大リーグまでさかのぼることが分かりました。
ペッパーミルが持つ意味を知ってから試合を見ると、選手たちの思いが伝わってきて試合が一味違ったものになるかもしれませんね。
国境を越えたパフォーマンスで盛り上がる選手や観客を見ていると、スポーツは世界共通なんだなと改めて思いますね!